蝉しぐれ (文春文庫)
藤沢 周平
文芸春秋 刊
発売日 1991-07
繊細な感受性を凝縮させて熟成させた小説。 2010-01-11
●一度は耳にしたことがあるであろう、
言わずと知れた時代小説の巨匠"藤沢周平"の名作中の名作
「蝉しぐれ」
●日本人にしかこの繊細な感動はわからないと思う。
DNAの髄まで浸透しているとしか思えない日本特有の美意識。
無常観、儚さ、わびさび。
これら日本特有の美意識がこの小説全体に漂っているのを感じます。
●決して、「恋空」のようなお涙頂戴の安っぽい感動ではなく、品性を感じさせる感動であり、
また、映画タイタニックのような体を突き抜けるような壮大な感動でもない。
それは心に染み入る、儚い、情緒溢れる、感慨深い作品といった言葉が一番当てはまる気がする。
●読んだ後は心地よい浮遊感を感じると共に、どこかさびしさを感じる不思議な小説。
蝉しぐれ (文春文庫) |藤沢 周平
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